FC2ブログ
猫の手も借りたいBLOG@やさグレ中
2004年06月20日 (日) | 編集 |

脚本・監督:キム・ギドク
出演:オ・ヨンス、ソ・ジェギョン、ハ・ヨジン、キム・ギドク、他
★★★★☆ 星4つ(採点grace)
キム・ギドク監督HP http://www.kimki-duk.jp/

韓国映画 「Spring,Summer,Fall,Winter...And Spring」(春夏秋冬、そして春)を、ロンドンの CARZON SOHO で見ました。
なんでロンドンで?というツッコミはおいといて、英語圏以外の映画をいろいろ上映しているミニシアターなので、落ち着いた雰囲気でゆっくり見られました。
 正直、聞き取れるかよーわからん英語の映画より、アジア映画を英語字幕で見るほうが気が楽! (あかんなあ。。。)
--というわけで、作品は何でもよかったのですが、Irish Film Centre(ダブリンにあるフイルムセンター。内外の名画を上映)で見ようと思ってて見逃した映画にまためぐりあったので、夜遅くの回に行ってみました。


とても、静かな、うつくしい映画。ここまで「静」の部分を描き切った映画はなかなかないと思う。
もちろん、深い愛や、憎しみ、殺意、死、など、ところどころに重たいシチュエーション(「動」の部分)は出てくるのだけど、あまりに美しい風景のために、見終わった後、すごく「静かな映画を見たなあ」という感じがした。

映画のジャンルには「ロード・ムービー」(主人公と共にどんどんシーンが移動)というのがあるけど、これはいわば「固定ムービー」
湖に浮かぶお堂の四季を描きながら、人生を描いている、と言ってしまえばそれまでだけど、、、
とてもアジア的、というか仏教的な感じがしました。(ヨーロッパ人にわかるんかなー、この「侘び寂び」・・・)


一時期、小津映画の継承者は日本人ではなく、侯孝賢やアキ・カウリスマキでは、というような批評があったけど、この映画も、カメラワークとか色彩とかは違うだろうけど、「静かな時間の流れ方」という点では、とても近いものを感じました。
(私の勝手な印象ですが・・・)

よく、脚本とキャストで、映画の出来は決まったようなもん!とかいうけど、この映画に関しては、
「ロケハンでその湖の場所を見つけた時点で成功は見えた!」のでは?と思うくらい良い風景だった。
湖に氷が張ってるシーンなんて、大変だっただろうな~。


個人的には、夏のパートに出てきた女の子が、かわいくて気になりました。
これからは、韓国映画も見よう!(ブームと関係なく。。。)

↓続きは、ネタバレというかテーマに対する個人的感想です。
この映画は、題名どおり四季と人生を掛けて5パートを描いてあるのですが、、、

子供が少年-青年-壮年-老人、と成長していく様を追っている、そして・・・最初に戻る!という解釈なのでしょうね。
私も、最後の「(そして)春」というパートで、その無限ループにたいへん驚きました。

死んでないので、「輪廻」というわけではないのでしょうが、「カルマ」とか、仏教的な深いテーマに感服。

かなり日本人(昔の)に近い感覚で作られている気がしました。

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック